【 1回30分週4日 】

アメリカ人の4人に1人が、不安を感じているといいます。不安は、心臓病、脳梗塞、喘息など、さまざまな病気の素因となります。運動がこの不安を和らげることは知られていましたが、そのメカニズムは謎のままでした。アメリカの研究者の報告です。
プリンストン大学のマウスを使った実験によると、GABAと呼ばれる神経伝達物質がその役割を果たしているとのことです。
研究では、十分な運動をさせるマウスとあまり運動をさせないマウスの2つのグループをつくり比較しました。すると、GABAを発生するニューロンが、たくさん運動をしたマウスの方により多くできたというのです。
GABAは、不安を和らげる物質として知られていて、多くの抗不安薬がGABAを作りやすくするようになっています。しかし、薬と違って運動の良いところは、脳を一時的ではなく永続的に変化させることができることです。運動後24時間たっても不安を感じにくい状態が継続するといいます。
では、どの位運動をすればよいか？ですが、不安と運動に関するさまざまな研究から1回30分程度のエクササイズを1週間に4日、より運動負荷の高いエクササイズの方が効果的だと伝えています。

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