気になる数字

【 48%増 】


精子の数を増やすには? ベーコンはダメ、運動と魚が良い

不妊は夫婦間の問題というだけでなく、社会的な問題です。食事や運動と受精の関係についての研究を紹介します。
受精には、精子の数が多いことに加えて、精子の形状が正常であり、運動率が高いこと必要だといわれています。一方、従来カフェインやアルコール摂取は、精子に悪影響を及ぼすといわれていましたが、今回発表された研究では、これらの摂取と精子に負の関連性は認められなかったといいます。
では、どんな要因が精子に影響するかを調べたところ、食習慣ではベーコンのような加工肉を食べる人は、食べない人に比べて精子の形が悪く、タラなどの白身魚を多く食べる人の精子は形がよい。また、サーモンやツナを食べる人は、食べない人に比べて34%精子の数が多かったそうです。
運動習慣との関連では、精子の数は運動量の多さに比例しており、1週間に7時間運動をする男性は、1週間に1時間以下の運動しかしない男性に比べて量が48%多いそうです。しかし、どんな運動でも良いわけでなく、自転車では精子の数が他と比べて30%ほど少ないという結果。自転車は睾丸に圧力を加えて温度を高くするため、受精力が落ちると考えられています。
では、どんな運動がよいのでしょうか? ウエイトリフティングだそうです。
ウエイトリフティングは、男性ホルモンであるテストステロンを高め、インシュリン受容性を改善し、精子の数を増やすと考えられています。
(以上の報告は、まだ正式な論文として受理されていないとのことですので、ご注意を)

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