気になる数字

【 エラーが約25%少ない 】


運動が脳によい、つまり認知機能を高めることは、今では広く言われていることですが、運動が記憶力の低下を防ぐという新しい研究結果が発表されました。

運動と加齢後の認知機能低下の関係については多くの研究がされていますが、今までの研究では、過去にどれだけの運動をしたかは老人たちに質問をすることで回答を集めていました。しかし、この方法では記憶があいまいな老人も多く、正確な運動経験を把握することは困難でした。
今回の研究では、1,400人の男女に息が切れるまでジョギングやトレッドミルを行ってもらい、最大酸素摂取量(VO2 max)を測定。被験者が19から94歳の間で平均7年間に渡り追跡調査したところ、同年代よりも倍以上体力的に健康であった80歳台の人たちは、記憶力と集中力のテストでエラーが約25%少なかったといいます。
研究者たちは、運動がなぜ記憶力の低下を防ぐのかについては、コメントをしていませんが、運動が認知機能をはじめとして、脳の働きに直接的な影響を及ぼしており、心肺機能を測ることで、将来の記憶能力がどの程度かを予想しうる、といいます。 しかし、運動が良いことはわかりましたが、なかなか継続できないことは筆者も実感するところです。どうやって毎日運動を続けることができるか?
ベストアンドファイナルアンサーを期待したいものです。

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