気になる数字

【 心疾患の死亡が30%低い 】


運動が身体によいことは当たり前といってもよいですが、スポーツ等の特別な運動ではなく、毎日の日常的な身体活動の重要性を無視していたようです。

特別に運動をしていなくても、日常生活で活動的な人は、そうでない人よりも健康的で長寿であるというスウェーデンの研究報告です。
スポーツ等の運動時間は、1日の中に占める活動量としてはとても小さく、ほとんどの時間は、家事や庭仕事、日曜大工のような身体活動で占められています。とりわけお年寄りのとっては、若いときほど熱心に運動をすることが少なくなりますから、この低レベルの日常活動を多く行うことはとても大切です。
研究では、60歳台の5,000人を調査。ライフスタイル、日常生活での活動量等を調査したところ、スポーツ等の特別な運動をしているかどうかに関わらず、日常的に活動的な人ほどメタボではなく、コレステロール値も比較的低いという結果でした。
その後、12年以上に渡る調査では、日常的な活動量の多い人ほど心疾患にかかる人が少なく、死亡する人も少ないことが判明したといいます。非活動的な人が100人心筋梗塞になったとすると、活動的な人では73人、死亡した人が非活動的な人で100人とすると、活動的な人は70人しかいませんでした。また、スポーツ等の運動をして、日常的にも活動的な人が1番リスクが低かったといいます。
ヒトは動くからヒトだといいます。単に「運動しよう!」というだけでなく、毎日の生活の中での活動量を増やすように気を付けたいものです。私は、冷蔵庫のビールは妻にとってもらわず、必ず自分で取りに行きます。これも活動量を増やす地道な試みということで。。。

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