本ページの骨の部位画像は「BONE」に収録した３Dイメージをキャプチャしたものです。
「BONE」ではこれらの画像を３Dで立体的に見ることができます。
蝶形骨(ちょうけいこつ) - Sphenoid (Sphenoidal bone)
.png)
| 画像 | 用語 | よみがな |
|---|---|---|
| 英語名 | ||
| 説明文 | ||
 |
小翼 | しょうよく |
| Lesser wing | ||
| 小翼は蝶形骨体の前部から左右に突き出た翼状の突起で、前頭骨そして篩骨と連結する。 | ||
 |
大翼 | だいよく |
| Greater wing | ||
| 大翼は蝶形骨体の後部から左右に突き出た大きな翼状の構造で、前頭骨、頭頂骨そして側頭骨と連結する。 | ||
 |
蝶形骨体 | ちょうけいこつたい |
| Body of sphenoid | ||
| 蝶形骨体は蝶形骨の中心になる部分で、その後端部は後頭骨と骨結合している。 | ||
 |
翼状突起 | よくじょうとっき |
| Pterygoid process | ||
| 翼状突起は蝶形骨体と大翼の下面から下方に突き出た突起である。翼状突起は内側板と外側板で構成され、内側板は前方で口蓋骨の垂直板と連結する。 | ||
 |
正円孔 | せいえんこう |
| Foramen rotundum | ||
| 正円孔は大翼基部にある３つの孔（正円孔、卵円孔、棘孔）のうち最も内側前方に位置する。正円孔は上顎神経の通路である。 | ||
 |
卵円孔 | らんえんこう |
| Foramen ovale | ||
| 卵円孔は大翼基部にある３つの孔（正円孔、卵円孔、棘孔）のうち中間に位置する比較的大きな孔。卵円孔は下顎神経の通路である。 | ||
 |
棘孔 | きょくこう |
| Foramen spinosum | ||
| 棘孔は大翼基部にある３つの孔（正円孔、卵円孔、棘孔）のうち最も外側後方に位置するひときわ小さな孔。棘孔は中硬膜動脈の通路である。 | ||
 |
蝶形骨洞口 | ちょうけいこつどうこう |
| Opening of sphenoidal sinus | ||
| 蝶形骨洞口は副鼻腔の一つである蝶形骨洞の鼻腔への開口部である。 | ||
 |
蝶形骨吻 | ちょうけいこつふん |
| Sphenoidal rostrum | ||
| 蝶形骨吻は蝶形骨体の前下端に位置する突起で、ここに鋤骨が連結する。 | ||
 |
蝶形骨棘 | ちょうけいこつきょく |
| Spine of sphenoid bone | ||
| 蝶形骨棘は大翼の下端で靭帯の付く部位になっている。 | ||
 |
トルコ鞍 | とるこぐら |
| Sella turcica | ||
| トルコ鞍は蝶形骨体上部にある前後が隆起し中央が窪んだ馬に付ける鞍のような構造。 | ||
 |
前床突起 | ぜんしょうとっき |
| Anterior clinoid process | ||
| 前床突起はトルコ鞍の前方左右に位置する突起で、視神経管を被うような構造になっている。 | ||
 |
下垂体窩 | かすいたいか |
| Hypophysial fossa | ||
| 下垂体窩はトルコ鞍の中央にあるくぼみで、下垂体の入れ物になっている。 | ||
 |
後床突起 | こうしょうとっき |
| Posterior clinoid process | ||
| 後床突起はトルコ鞍の後部にある鞍背の左右を形成する突起である。 | ||
 |
翼突管 | よくとつかん |
| Pterygoid canal | ||
| 翼突管は翼状突起の基部を前後に貫く管で、翼突管神経と翼突管動・静脈の通路となっている。 | ||
 |
翼突窩 | よくとつか |
| Pterygoid fossa | ||
| 翼突窩は翼状突起の後面で外側板と内側板に挟まれたくぼみである。翼突窩は内側翼突筋の付くところである。 | ||
 |
舟状窩 | しゅうじょうか |
| Scaphoid fossa | ||
| 舟状窩は翼状突起内側板の後面に見られる浅いくぼみで、口蓋帆張筋の付くところになっている。 | ||
 |
視神経管 | ししんけいかん |
| Optic canal | ||
| 視神経管はトルコ鞍の前方にある鞍結節の左右に位置し、前方に向かって眼窩に通じている。視神経管には視神経が通る。 | ||
 |
鞍背 | あんぱい |
| Dorsum sellae | ||
| 鞍背はトルコ鞍の後方で大きく隆起した部分で、馬の鞍に例えれば背当てに相当する部分である。 | ||
 |
斜台 | しゃだい |
| Clivus | ||
| 斜台は鞍背から大後頭孔に至る骨の滑り台のような構造で、その上部は蝶形骨、下部は後頭骨に含まれる。 | ||
 |
破裂孔 | はれつこう |
| Foramen lacerum | ||
| 破裂孔はトルコ鞍後外側にあり蝶形骨と側頭骨の連結部分にできた孔である。破裂孔は不規則な形をした孔で、神経あるいは血管が通るわけではなく、生体では軟骨でふさがっている。 | ||
 |
頚動脈溝 | けいどうみゃくこう |
| Carotid groove | ||
| 頚動脈溝はトルコ鞍の側面にある浅い溝で、後方の頚動脈管から続いている。頚動脈溝にはない頚動脈が通る。 | ||
 |
外側板 | がいそくばん |
| Lateral pterygoid plate | ||
| 外側板は翼状突起を構成する構造のうち外側に位置するもので、内側板よりも大きい。 | ||
 |
内側板 | ないそくばん |
| Medial pterygoid plate | ||
| 内側板は翼状突起を構成する構造のうち内側に位置するもので、外側板よりも小さい。 | ||
 |
翼突鈎 | よくとつこう |
| Pterygoid hamulus | ||
| 翼突鈎は内側板の下端にある少し曲がった突起である。 | ||
 |
上眼窩裂 | じょうがんかれつ |
| Superior orbital fissure | ||
| 上眼窩裂は大翼と小翼に挟まれてできた裂孔で、内側は蝶形骨体、外側は前頭骨で形作られている。上眼窩裂には動眼神経、滑車神経、眼神経そして外転神経が通る。 | ||
|
下眼窩裂 | かがんかれつ |
| Inferior orbital fissure | ||
| 下眼窩裂は蝶形骨と上顎骨に挟まれてできた眼窩の下面にある裂孔で、内側前方は上顎骨の眼下面、外側後方は蝶形骨の大翼で形作られている。下眼窩裂には頬骨神経、眼窩下神経、眼窩下動・静脈が通る。 | ||
 |
鞍結節 | あんけっせつ |
| Tuberculum sellae | ||
| 鞍結節はトルコ鞍前部にある骨の隆起である。 | ||
