今週の数字 【 テレビゲームに費やす時間 1日26分から1時間13分に増加 】
ベッドに横になって、1日8時間、4日間連続でテレビゲームをしていた人が病院に運び込まれたそうです。診断は重度の静脈血栓塞栓症、つまりエコノミー症候群でした。
本人は、2日目に体の異常に気付いたそうですが、そのままゲームをして4日目になってやっと医者にかかったそうです。
エコノミー症候群はそのまま放置しておくととても危険で、時には死に至ることもあります。この患者の場合は、薬でなんとか血栓を溶かすことができて一命は取り留めたようですが、テレビゲームをしているうちに肺塞栓症になるケースが増えていると専門家は指摘しています。
1日のテレビゲームに費やす時間は、1999年にはわずか26分でしたが、2010年には1時間13分にまで増えているそうです。2011年にはイギリスで1日12時間もテレビゲームをしていた人が、エコノミー症候群で死亡したそうです。
テレビゲームの場合は、ゲーム終了までじっとしていることが多く、テレビ等よりも体を動かさない状態が長く続きがちです。
また、エコノミー症候群を発症する人たちは、たばこや経口避妊薬を飲んでいる等、2次的なリスク要因を持っていると、心臓専門医は指摘します。
脚のむくみ、手足の痛み、片方の靴がきつく感じる等の症状が出たら、要注意です。飛行機に乗っているときだけでなく、家で長時間同じ姿勢でじっとしているだけでも十分危険です。
先週のコラムで、日常生活の活動量を増やすということを取り上げましたが、まさにこまめに動くことが大切なようです。
今週の『筋肉かるた』
「海で釣るのは魚のヒラメ 陸でつるのはヒラメ筋」
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編集後記
今年の世相を表す漢字が発表されました。そこで私も独断で今年の「筋肉」を発表します。それは「腓腹筋」です。
今年は『筋肉総選挙』に始まり、『筋肉国会』、『筋肉かるた』と続き、途中で『産筋新聞』の創刊と、まさに「筋肉」漬けの一年でした。そんな中で、腓腹筋の「腓」は「こむら」と読むと知ったことは、筋肉関連の中で最も印象に残っています。このトリビアは私の今年一番のお気に入りです。というわけで、今年の「筋肉」は「腓腹筋」と決まりました。
さて、2014年には冬季五輪とサッカーW杯がありますが、どの「筋肉」が注目されるでしょうか。私は「ハムストリングス」と予想します。
発行・ラウンドフラット 知っ得編集部
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