健康のための体重調節

ボディウエイト・コントロール 健康のための体重調節

「ダイエット」の疑問に科学的根拠に基づいて答えます

減量の必要性を客観的に判断し、運動による減量法を解説する本です。
一般から医療・運動の専門職に関わる方まで、「ダイエット」の前に知っておきたい情報が満載です。

著=西端泉(川崎市立看護短期大学)
書籍=B5判/120ページ/2色/図表多数
ISBN=978-4-904613-26-9

本体価格: 1,800 円(税抜)

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著者紹介

西端泉(にしばた いずみ)

川崎市立看護短期大学教授。三重大学教育学部保健体育科卒業。米国 インディアナ州立Ball State University大 学院修士課程、東京大学大学院教育学研 究科体育学専攻修士課程修了。三重大学 医療技術短期大学部助教授、川崎市立看 護短期大学助教授、准教授を経て、現職。

主な研究テーマ: 高齢者の体力・健康を維持・増進するためのレジスタンス・トレーニング 安全性を優先した健康づくり運動の開発 ガンの運動リハビリテーション

目次

第1章 本当にやせる必要あるの?
「自分は太っている」と思っている人たちが増えている
日本人の女性は必要以上に肥満を恐れている

第2章 やせの問題
「少し太っているほうが健康的」は本当か?
やせている人はワクチンが効かなくなる

第3章 肥満とは? -減量の必要性を科学的に判断する
肥満と減量の必要性は別もの
体の水分割合が多いのは男と女どちら?
太っている人が汗かきなのはどうして?
厚着をして運動すると減量できる?
体脂肪計(身体組成計)は何を計っているのか?

第4章 減量しなければいけない肥満とは?
減量が必要な場合
①内臓脂肪型肥満である
②肥満と関連した疾患や障害がすでにある
③肥満に関連した疾患や障害をもつ家族がいる
なぜ内臓脂肪型肥満が危険なのか?
過剰な皮下脂肪も悪さをする

第5章 どうして肥満するのか?
肥満には2種類ある-単純肥満と二次性肥満
基礎代謝量の差も肥満の原因
基礎代謝量の個人差でどれだけ太りやすいか?
代謝が低い人が食事制限で減量するのは無理
食べ過ぎか?運動不足か?

第6章 どう減量するか?
肥満の原因を確認する
食べ過ぎではないのに食事制限は危険
身体活動不足でないのに過剰な運動も危険
食事制限と運動による減量実験/除脂肪組織の減少は再肥満につながりやすい

第7章 運動で減量する
運動の目安は1回10~30分を1日2~3回、週3~5日以上
アメリカスポーツ医学会による減量に必要な身体活動量
減量のための身体活動は細切れでもよい

第8章 減量に効果的な運動とは?
減量には「低強度の運動を長時間続ける」のがよい?
細切れでも減量効果は同じ
減量には高強度の方がさらに効果的
運動中の脂肪消費量は減量効果とあまり関係がない
運動後に食事をすると体脂肪は増えにくい
健康状態や体力に応じて運動強度は決める

第9章 [参考までに]「部分だけ痩身」はできない
腹筋運動を5,000回行ってもお腹の脂肪は減らない
片脚自転車こぎで脚の皮下脂肪の厚さは変わらなかった
減量効果が十分であった研究でも部分だけ痩身はできなかった

付録