本ページの骨の部位画像は「BONE」に収録した3Dイメージをキャプチャしたものです。
「BONE」ではこれらの画像を3Dで立体的に見ることができます。
| 画像 | 用語 | よみがな |
|---|---|---|
| 英語名 | ||
| 説明文 | ||
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骨盤傾斜 | こつばんけいしゃ |
| Pelvic inclination | ||
| 骨盤傾斜は恥骨結合の上縁と岬角を結ぶ直線が水平面となす角度である。日本人では約55度で、人種差・個人差ともに大きい。 | ||
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恥骨下角 | ちこつかかく |
| Subpubic angle | ||
| 恥骨下角は左右の恥骨弓が恥骨結合で連結することによってできる角である。 | ||
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骨盤上口 | こつばんじょうこう |
| Pelvic inlet | ||
| 骨盤上口は小骨盤の入口、すなわち分界線によって縁取られた小骨盤の上方への開口部である。骨盤上口の形状には性差が大きい。一般に男性の場合は左右に狭いハート型をしており、女性では左右に広い楕円形をしている。 | ||
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骨盤下口 | こつばんかこう |
| Pelvic outlet | ||
| 骨盤下口は小骨盤の下後方への出口である。骨盤上口の外縁がほぼ同一平面上にあるのに対し、骨盤下口の外縁は、大きく上下する。すなわち骨盤下口の外縁は、恥骨結合の下縁から恥骨下枝と坐骨枝それぞれ下縁、そして坐骨結節と坐骨棘を通り、仙骨と尾骨の下縁に至る。 | ||
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真結合線 | しんけつごうせん |
| True conjugate | ||
| 真結合線は岬角と恥骨結合の後面との直線距離である。骨盤の内腔は骨格としての産道であるから、骨盤の内径に関わる計測項目は少なくない。中でもこの真結合線は骨盤の径のうち最も重要とされている。というのは真結合線が矢状方向の径のうちで最も小さい値を示すからである。 | ||
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大骨盤 | だいこつばん |
| Greater pelvis (False pelvis) | ||
| 大骨盤は骨盤の分界線よりも上の部分である。 | ||
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小骨盤 | しょうこつばん |
| Lesser pelvis (True pelvis) | ||
| 小骨盤は骨盤の分界線よりも下の部分である。 | ||
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骨盤腔 | こつばんくう |
| Pelvic cavity | ||
| 骨盤腔は小骨盤の内腔のことである。骨盤腔内の内臓を骨盤内臓と呼ぶ。 | ||
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分界線 | ぶんかいせん |
| Linea terminalis (of pelvis) | ||
| 分界線は骨盤を上下に分ける曲線で、恥骨結合の上縁に始まり、恥骨櫛を経て腸骨の弓状線を通り、岬角に至る。 | ||
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骨盤軸 | こつばんじく |
| Axis of pelvis | ||
| 骨盤軸は骨盤腔内の正中矢状面上を走るすべての結合線の中点を通過する曲線である。骨盤軸自体は後弯を示す。出生時、胎児は骨盤軸に沿って産道を通過する。 | ||
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恥骨弓 | ちこつきゅう |
| Pubic arch | ||
| 恥骨弓は左右の恥骨の下縁が描く線である。 | ||
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横径 | おうけい |
| Transverse diameter (of pelvis) | ||
| 横径は分界線の左右方向における最大径である。 | ||
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斜径 | しゃけい |
| Oblique diameter (of pelvis) | ||
| 斜径は分界線上の仙腸関節の部分から対側の腸恥隆起に至る直線距離である。 | ||
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岬角 | こうかく |
| Promontory | ||
| 岬角は仙骨底の前縁のことである。 | ||
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恥骨結合上縁 | ちこつけつごうじょうえん |
| Superior border of the pubic symphysis | ||
| 恥骨結合上縁は文字どおり恥骨結合という軟骨性の構造の上縁である。恥骨結合上縁は様々な計測項目や径の基準となる。 | ||
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