骨用語一覧

本ページの骨の部位画像は「BONE」に収録した3Dイメージをキャプチャしたものです。
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仙骨(仙椎)(せんこつ) - Sacrum (Sacral vertebrae)

仙骨(仙椎)
画像 用語 よみがな
英語名
説明文
岬角 岬角 こうかく
Promontory
岬角は仙骨底(仙骨上部)の前縁中央部のことで、前方に強く張り出している。
上関節突起(仙骨) 上関節突起(仙骨) じょうかんせつとっき(せんこつ)
Superior articular process of sacrum
仙骨の上関節突起は仙骨底(仙骨上部)の中央付近のやや後方、左右に見られる突起である。ここの関節面は第5腰椎の下関節突起の関節面と関節する。
前面(仙骨) 前面(仙骨) ぜんめん(せんこつ)
Pelvic surface of sacrum
仙骨の前面は仙骨の骨盤腔に面している面のことである。全体として凹面を示している。
後面(仙骨) 後面(仙骨) こうめん(せんこつ)
Dorsal surface of sacrum
仙骨の後面は仙骨の後方に向いている面である。全体としては凸面を示すが、細かな凹凸が多い。仙骨を構成する各仙椎の突起が連なっていくつかの稜線が見られる。
耳状面(仙骨) 耳状面(仙骨) じじょうめん(せんこつ)
Auricular surface (of sacrum)
仙骨の耳状面は外側部の上半に存在する関節面で、腸骨の耳状面と関節して仙腸関節を構成する。
外側部(仙骨) 外側部(仙骨) がいそくぶ(せんこつ)
Lateral part of sacrum
仙骨の外側部は前仙骨孔および後仙骨孔よりも外側に位置する部分である。外側部は横突起とその周辺の構造物に由来する。
前仙骨孔 前仙骨孔 ぜんせんこつこう
Anterior sacral foramina
前仙骨孔は仙骨前面に見られる4対の円い孔で仙骨神経の前枝が通る。
後仙骨孔 後仙骨孔 こうせんこつこう
Posterior sacral foramina
後仙骨孔は仙骨後面に見られる4対の円い孔で仙骨神経の後枝が通る。
仙骨管 仙骨管 せんこつかん
Sacral canal
仙骨管は仙椎の椎孔が上下に連なってできた管状の腔所で、中には脊髄終枝および馬尾が格納される。仙骨管は脊柱管の最下部を構成している。
正中仙骨稜 正中仙骨稜 せいちゅうせんこつりょう
Median sacral crest
正中仙骨稜は仙骨後面の正中部に見られる凹凸のはげしい稜線で、仙椎の棘突起に由来する。仙骨後面には、上下方向に走る稜線が3種5本あるが、正中仙骨稜もその一つである。
仙骨裂孔 仙骨裂孔 せんこつれっこう
Sacral hiatus
仙骨裂孔は仙骨管の下方への開口部である。
仙骨翼 仙骨翼 せんこつよく
Ala (Wing) of sacrum
仙骨翼は仙骨底の外側部で、第1仙椎の横突起とその周辺部に相当する。
仙骨底 仙骨底 せんこつてい
Base of sacrum
仙骨底は仙骨の上部の領域で、第5腰椎と連結している。
横線 横線 おうせん
Transverse ridges (of sacrum)
横線は仙骨前面に見られる4本の水平な隆起で、5個の仙椎が癒合した名残である。
仙骨尖 仙骨尖 せんこつせん
Apex of sacrum
仙骨尖は仙骨の下端部分で、尾骨と連結している。
中間仙骨稜 中間仙骨稜 ちゅうかんせんこつりょう
Intermediate sacral crest
中間仙骨稜は仙骨後面の正中仙骨稜の左右に見られるゆるやかな稜線で、各仙椎の上関節突起および下関節突起に由来する。仙骨後面には、上下方向に走る稜線が3種5本あるが、中間仙骨稜もその一つである。
外側仙骨稜 外側仙骨稜 がいそくせんこつりょう
Lateral sacral crest
外側仙骨稜は仙骨後面の後仙骨孔のさらに外側に見られる稜線で、仙椎の横突起に由来する。仙骨後面には、上下方向に走る稜線が3種5本あるが、外側仙骨稜もその一つである。
仙骨角 仙骨角 せんこつかく
Sacral horn (cornu)
仙骨角は中間仙骨稜の下端で、緩やかな突出部である。
椎間孔(仙骨) 椎間孔(仙骨) ついかんこう(せんこつ)
Intervertebral foramen (of sacrum)
仙骨の椎間孔は仙骨の内部にあって仙骨管から脊髄神経が出る開口部となっている。