骨用語一覧

本ページの骨の部位画像は「BONE」に収録した3Dイメージをキャプチャしたものです。
「BONE」ではこれらの画像を3Dで立体的に見ることができます。

胸骨(きょうこつ) - Sternum

胸骨
画像 用語 よみがな
英語名
説明文
頚切痕 頚切痕 けいせっこん
Jugular notch
頚切痕は胸骨柄上端の緩やかな切れ込みである。
胸骨柄 胸骨柄 きょうこつへい
Manubrium of sternum
胸骨柄は胸骨の上部を占める部分で、胸骨をネクタイに例えればネクタイの結び目に相当する部分である。下辺では胸骨体と骨結合し、下部の左右では肋骨切痕で第1肋骨と関節し、上部の左右では鎖骨切痕で鎖骨と関節する。
胸骨角 胸骨角 きょうこつかく
Sternal angle
胸骨角は胸骨柄と胸骨体が癒合することによって前方に突出した部分で、生体でも容易に触知できる。フランスの外科医の名をとってルイ角とも呼ばれる。胸骨角の左右端には第2肋骨の肋骨軟骨が関節する。肋骨番号はこの第2肋骨から数え始めるので、胸骨角は臨床上重要である。
胸骨体 胸骨体 きょうこつたい
Body of sternum
胸骨体は胸骨柄の下に位置する部分で、胸骨の最も大きな部位である。胸骨をネクタイに例えると下に垂れ下がっているネクタイの本体部分である。胸骨体の下端は剣状突起に移行する。
剣状突起 剣状突起 けんじょうとっき
Xiphoid process
剣状突起は胸骨の下端部分を占め、胸骨体の下端に連結する。剣状突起の骨化は遅く、完全に骨化するのは老人になってからとされている。
鎖骨切痕 鎖骨切痕 さこつせっこん
Clavicular notch
鎖骨切痕は胸骨柄の上外側部分にある大きな切れ込みで、鎖骨胸骨端と関節する関節面がある。
肋骨切痕 肋骨切痕 ろっこつせっこん
Costal notch
肋骨切痕は胸骨の外側縁にある7個の切れ込みで、肋軟骨が関節する。胸骨柄には第1肋骨の肋軟骨が関節する肋骨切痕があり、胸骨柄と胸骨体の境界部分である胸骨角には第2肋骨の肋軟骨が関節する肋骨切痕があり、胸骨体には第3肋骨~第7肋骨の肋軟骨が関節する肋骨切痕がある。