今週の数字 【 運動は100兆個の腸内細菌からなる腸内環境を改善する? 】
最近よく腸内細菌という言葉を聞きますが、この腸内細菌と運動との関係を調査した面白い論文が発表されました。
腸内細菌はビフィズス菌等数百種類もあり、約100兆個いるといわれていますが、この腸内細菌の種類が多く、数も多い人は、そうでない人に比べて肥満になりにくく、免疫機能が働きやすい等のメリットがあることがわかっています。
では、運動との関連があるのか? 研究ではアイルランドのラグビー代表チームの選手と一般の人たち、運動経験がなくBMIで過体重、肥満とされる人たちのグループを比較しました。
すると、ラグビー選手の腸内には、他のグル―プの人たちよりもはるかに多い細菌が存在しており、肥満や全身性の炎症のリスクを低くする細菌が多いという結果でした。
運動が腸内環境を良くする可能性を示していますが、研究ではラグビー選手が対象です。彼らの食事は高カロリーでプロテイン摂取も一般の人よりはるかに多く、栄養の違いが腸内環境に影響していることは容易に想像できます。
研究チームでは一般の人を対象にしてさらに運動と腸内細菌の関係を調査するということですので、その結論を期待したいものです。
オークマアツコ先生の今週の筋曜日
第十六講 【ハムストリングス】
<講義の要点>
・ハムストリングスの語源について
・ハムストリングスが肉ばなれを起こすメカニズム
・「立位体前屈」で床に手が届かない人のための「ジャックナイフストレッチ」を紹介
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編集後記
私はスポーツを見るにはテレビ観戦が一番と考えていますが、一度は現場で見たいスポーツイベントがあります。それはフランスで行われるモータースポーツのル・マン24時間レースです。
先週行われたレースはテレビで見ましたが、レースはその名の通り24時間休みなく行います。ドライバーやスタッフは交代で仮眠をとりますが、観客はどうしているのでしょうか?わざわざフランスまで見に行ってレース中に寝るのはもったいない気がします。では、一昼夜もお祭り騒ぎを続けられるのか?
そんなことを考えると、ぜひとも現場で見たくなります。徹夜で観戦するというのは体力勝負なので、歳をとる前に行きたいと考えています。
発行・ラウンドフラット 知っ得編集部
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