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　ボケ防止にウォーキングをしている人は多いと思います。
　ウォーキングの時の歩行スピードがアルツハイマー病に関係していると言う論文が発表されました。
　研究では70歳以上の老人128人を対象に脳の断層撮影に加えて歩行スピードを調査。すると、被験者の平均歩行速度は１時間に2.3マイル（約3.7キロ）でしたが、アミロイドと言われる異常タンパク質を脳により多く蓄積している人では、歩行速度はもっと遅かったというのです。アミロイドはアルツハイマーの患者に多く見られる異常タンパク質の１種ですから、歩行スピードで病気の出現を予想できるというわけです。
　認知症の兆候と言われるものには「嗅覚の衰え」や「握力の低下」も言われていますが、今回は歩くスピードがその指標の一つになると予想されます。
　秒速80cm（時速2.9km）が、認知症かどうかの見定めラインとする研究もあるようです。このスピードを維持できなくなると、例えば横断歩道を青信号のうちに渡りきれなくなります。
　私はボケ防止にジョギングをしていますが、ジョギングも時速６キロ以下はボケの兆候と言われたりすると、ちょっと切ない！