今週のピックアップ
「親の意識が肥満を生む?」
この欄でも何度か取り上げましたが、小児肥満は世界的な問題です。
アメリカ小児学会の専門誌に親が自分の子供たちを肥満と思っているかどうかが、小児肥満の要因とする面白い論文が掲載されました。それによると、自分の子供を肥満と考えている親の子供ほど実際に肥満になりやすい、というのです。
論文では3,500人のオーストラリアの子供たちを対象に調査。幼児期(4歳、5歳の頃)にすでに肥満だが、その親は自分の子供を肥満と認識していない(普通か逆に痩せていると思っている)子供と、親が肥満と認識している子供を比較。
すると、親が肥満と思っている子供たちの方がはるかに肥満傾向を示したというのです。
面白いことに、幼児期に普通の体重だった子供たちでも、親が太っていると考えている子供は、その後の体重増が急激だったそうです。
親が肥満と考えているのだから、子どもは食事制限やらで本来は痩せるはずと思いますが、現実には逆の傾向のようです。
自分の子供が肥満だと考える親は食事制限をしますから、それに子供が反発してかえって食事の量を増やした結果だとか、太っている子供を恥と思って親が余り外で遊ばせない結果だとか、推論がされているようですが、皆さんはどうお考えですか。
今週の窓
毎週週替わりで、専門家が今一番伝えたいことをコラム連載するコーナー
今週の専門家は「整体師」の高城力也先生
第2回 ロコモ 【イスから片足で立ち上がれますか?】
はじめまして!
愛知県名古屋市のベットタウン藤が丘という街で15年目になる整体治療院を運営している たかぎ と言います。今では隣の長久手市(愛知万博があったところ)が人気ですが、以前は東海地区住みたい街ランキング1位にもなったところです。
通常の整体だけでなく、リハビリ特化型デイサービスで高齢者にトレーニングを指導していて思うこと、自院でロコモティブシンドローム対策トレーニング教室(長いので通称ロコモ教室)を行って感じるヒトのカラダについて、このコラムを通して紹介していく予定です。
お決まりの教科書通りの話ではなく、リアルな現場の問題などを通して、皆様にはロコモを身近に感じ、早めに予防していただきたいと思います。
自院にて「ロコモ対策トレーニング研究所」を併設して日々研究しておりますが、幸いなことに私にはバックに心強い専門の先生方がおられます。
伊奈病院の整形外科部長でロコモ協議委員会の石橋英明先生、中京大学スポーツ科学部の湯浅景元先生、井本接骨院 井本尚本先生、以上の方々から学んだことも活用して、楽しく学べる「ロコモ」コラムにしていきます。
初回のテーマは「イスから片足で立ち上がれますか?」です。
今年の1~3月、サントリーさんのCM「ロコモア」をご覧になられましたか?三浦雄一郎さん(83歳)が片足でイスから立ち上がって、隣の60代男性が立ち上がれないという映像です。
「非常にわかりやすい!」
さすがサントリーさんですね。(担当された広告代理店のセンスかもしれませんが・・・)
40cmの高さのイスからあなたは両腕を組んで(勢いをつけずに)片足で立ち上がることはできますか?
一般に売られているイスの高さは40~45センチです。トイレの便座もそう。
まずは左右それぞれ1回ずつチャレンジしてみましょう。
どうですか? できましたか?
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今週の学べるアニマルピラティス
第3回 【ハンドレッド】
エクササイズの目的
「ザ・体幹」エクササイズです。リズミカルな呼吸(吸う5回+吐く5回の10回×10セット=100回)に合わせパンピング(腕の付根からはずませる動作)を行います。画像の体勢がメジャーですが、目的に合わせポジションを変える事ができます。ゴルファーだったら、アスレチックスタンス。デスクワーク中、椅子に座ったままで行う事もできます。
エクササイズの効果についてはこちらから。
今週の検定問題
「ハイヒールを履くとき等、つま先立ちをすると鍛えられる主な筋肉は腓腹筋である。○かXか?」
答えと解説は
こちら
読者の筋肉知識に挑戦!
このコーナーでは「筋肉のこと知ってますか?」検定 2014風林火山編に出題された問題を紹介しています。
今週の筋肉パズル
この 『 筋 肉 』 なーんだ?

【ヒント】
ヒトの筋で最も広い面積をもつ筋。上腕の内転には大胸筋と協働し、屈伸については拮抗します。その作用は松葉杖を使うときに重要です。また、ボートを漕ぐときに使う筋でもあります
筋肉動画図鑑で
チェック
『解剖学ジグソー:全身の筋』の購入は
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『解剖学ジグソー:全身の骨』の購入は
こちら
今週のオススメコーナー
骨格キーホルダー(脊柱)
骨、ほね、ホネ!大好きな骨だからいつも一緒!バックやカギにつけてオシャレに持ち歩こう。1番売れてる「脊柱」の他にも、股関節、膝関節も大人気です。お手頃価格でプレゼントにもピッタリ。
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ケトルベル・ペンダント
女性トレーナーに1番人気の「ケトルベル・ペンダント」です。小さくても首にずっしりと心地よい重みを感じられますよ。思わず、筋トレしたくなっちゃいます。他にもダンベルやスタックプレート・ダンベルも人気上昇中です。
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筋肉トランプ
パーティーの定番ゲーム「トランプ」に筋肉をちょっと・・・いやいやガッツリトッピング!JOKERの筋次郎くんをめぐって、ババ抜きなんて最高。「筋次郎は誰にも渡さない」って、あれ?ルール変わっちゃいましたね。
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発行・ラウンドフラット 知っ得編集部
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「 世界的に難しい時期において、五輪は希望のメッセージとなる 」
リオデジャネイロ五輪の採火式で国際オリンピック委員会のバッハ会長。
確かにスポーツは希望を与えてくれるが、果たして本当にリオ五輪は開催できるのか?
ちょっと心配にもなる。
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