今週のピックアップ
「サイレントキラーにご注意!」
心筋梗塞は日本でも死亡率が年々上がっている重篤な疾患です。通常は、胸の痛みや冷や汗などの症状がでますが、中には全く症状のないケースがあるそうです。
無症候性心筋虚血と言いますが、最新の研究では、心筋梗塞の患者のおよそ半数がこのような症状の出ないケースだそうです。症状がないと言っても死亡することもあり、その危険度は通常の心筋梗塞と同じです。
男性と女性を比べると、男性の方がこの無症状のケースが多いのですが、予後は女性の方が悪いと言います。
健康診断で行う心電図測定で無症候性心筋虚血は確認できるそうです。定期的な健診で早期発見、早期治療が大切です。そして、もちろん日頃の生活習慣にも気をつけないといけませんね。
今週の窓
毎週週替わりで、専門家が今一番伝えたいことをコラム連載するコーナー
今週の専門家は「管理栄養士」の小山幸子先生
第6回 栄養 【ゆっくり、ゆったり、スローカロリー】
世界保健機関(WHO)が2016年4月6日、世界の成人の糖尿病患者数が、2014年に4億2200万人に達したと発表した。1980年の患者数は1億8000万人だから、約2倍以上だ。大きな原因は、食生活の偏りと運動不足で、世界の成人の3分の1以上が肥満傾向だという。
肥満と糖尿病の悪化を防ぐためにも、何とかしなくては・・・
ここで登場するのが、スローカロリーという考え方である。
糖質(ブドウ糖)を、血液中にゆっくり吸収させて、血糖値の急上昇を抑える食事の摂り方だ。
なぜ、「ゆっくり」がいいのか?
ブドウ糖が血液にとり込まれると、血糖値は上がる。
それと同時に、血糖値の上昇をおさえるインスリンも分泌される。血糖値が急激に上昇すると、インスリンも大量に分泌してしまい、これが身体に脂肪をため込むことにつながりやすくなる。インスリンは、血糖値を下げる唯一のホルモンだが、脂肪の合成もするホルモンということである。
そこで、どうやって「ゆっくり」にしていくのか?
食べ方としては、「早食い」はもってのほかとなる。
食べる速度が早い=食後血糖急上昇へまっしぐら・・・である。
食物繊維を含む野菜を多く摂るのは言うまでもないだろう。
野菜を食事のはじめにとることで、食べ過ぎも防止できる。
さらに、小腸からの糖や脂質の吸収を抑制し、食後の血糖上昇を抑えるために効果的だ。ただし、野菜は主食ではなく、副菜である。食べすぎはおすすめできない。
糖質を調整したり、様々な考え方があるだろう。
高脂肪食にすれば、血糖の上昇は少ない。
ただし、長期間続けると、動脈硬化のリスクは上昇する。
一見、糖尿病は良くなったように見えるが、知らないうちに動脈硬化は進行しているのである。
この「知らないうち」がポイントになる。
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今週の学べるアニマルピラティス
第7回 【スパイン・ツイスト】
エクササイズの目的
このエクササイズは、背骨を捻る(回旋する)エクササイズです。一言でいうと「背骨」ですが、24個の椎骨に分かれています。その背骨を下方向(骨盤側)から頭の方向へ順に時計回りや半時計回りの様に動かしていきます。この「背骨」は大きく3種類に分けることができます。腰(腰椎)・胸(胸椎)・首(頸椎)です。それぞれ骨の高さも形も違うため、動き方も個性があります。ゆっくりとした呼吸に合わせて、このエクササイズを行ってみてください。普段気づくことのできない、背骨を感じることができるかも知れません。
エクササイズの効果についてはこちらから。
今週の検定問題

「笑筋は、図には示されていない。○かXか。」
答えと解説は
こちら
読者の筋肉知識に挑戦!
「筋肉のこと知ってますか?」検定 2016開催準備中!
今週の筋肉パズル
この 『 筋 肉 』 なーんだ?

【ヒント】
弁慶の泣き所の外側に位置する筋です。つま先立ちをすると感じることができます。
筋肉動画図鑑で
チェック
『解剖学ジグソー:全身の筋』の購入は
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『解剖学ジグソー:全身の骨』の購入は
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今週のオススメコーナー
筋肉かるた
筋肉の名前を楽しく覚えるなら、筋肉かるた!“初めて見た”なんて筋肉もあるはず。筋肉の名前はふりがな付で、小さなお子様から、マッチョな大人まで楽しめます。筋肉好きの集まりには、もってこいな一押しアイテム。
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見るみるわかる肩甲ナビ
「肩こり」や「肩の痛み」など、日常生活においても、なにかとトラブルを起こしやすい“肩”。肩はどのようにして動いているのか?骨や筋の構造を知り、肩の悩みや不調を改善する「肩のための1冊」
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筋肉まるわかりシート
ラウンドフラットストア売上げナンバー1の人気商品です。「足底筋」足の裏にあると思っていませんか?「上腕二頭筋」頭が2つってどういうこと?・・・1枚くらい持ってた方がいいんじゃない?
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発行・ラウンドフラット 知っ得編集部
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「 野球のストレスやプレッシャーは野球で解決できたが、
社会のストレスや不安は解決法がなく、薬物に手を出した 」
覚せい剤で逮捕された元プロ野球選手、清原和博。
「プロ野球を目指す少年たちに申し訳ない」とも。
野球バカは野球で立ち直れ!
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