今週のピックアップ
「あなたはスクリーン派?紙派?」
今どきパソコンやスマホで本を読むのは当たり前ですが、紙の方が良いという人もまだ多いはずです。
同じ本を読んでも、パソコンやスマホのスクリーン上で読むのと紙で読むのでは内容の理解に差がでる、という研究結果が報告されました。
研究では、成人をコンピュータの画面でPDFを読むチームと、紙に書かれたものを読むチームの2つにわけて、同じ情報を読んでもらい、内容をどれだけ理解しているかを質問しました。
すると、コンピュータで読んだチームは、例えば小説の登場人物を覚えるといった具体的な内容については73%の正解率でしたが、紙の方は58%でした。一方、抽象的な理解度については、コンピュータの方が48%だったのに対して、紙は66%の正解率でした。
つまり、コンピュータ上で読んだ場合、フランス革命の年号を覚えるといった単純な情報の把握は得意だが、なぜフランス革命がおこったか?といった質問に答えるような内容理解は不得意、ということのようです。
当社もスマホアプリを制作していますが、スマホの良いところと紙の良いところ、それぞれをわかったうえで使い分けをすることが大切なようですね。
今週の窓
毎週週替わりで、専門家が今一番伝えたいことをコラム連載するコーナー
今週の専門家は「健康運動指導士」の内藤隆先生
第8回 ウェルネス 【座り過ぎ】
現代人の生活は、“Too Little Exercise. Too much Sitting.”――身体をあまり動かさず、座り過ぎ――と表現されます。機械化による便利な生活と引き換えに、日常で身体を動かす機会を失い、PCに長時間向き合うワークスタイルが拡大しています。
現代人の多くは、朝起きてから夜寝るまでの時間の2/3を座位や横になって過ごしています。近年、座り過ぎによる健康リスクが明らかになりつつあり、「1時間座位を続けるごとに平均余命が22分短くなる」、「長時間の座位による健康被害は喫煙に匹敵する」と述べる研究者もいます。
歩いたり立ち上がったり身体を動かすことは筋肉の収縮運動であり、この筋肉の収縮が血液循環を正常に保っています。しかし、座り姿勢では下半身の筋肉がほとんど活動せず、さらに裏腿やおしりが座面で圧迫され、循環機能が大きく低下します。このような生活スタイルが長期間にわたって続くと、体力低下や生活習慣病(肥満、糖尿病など)が引き起こされやすくなります。
「座ること」自体は決して悪いことではありません。事実、座ることで大脳の活動が活発になり、物事を考えたり創造したりしやすい状態になります。この知的活動によって人間の文明は著しい発達を遂げました。
問題は、1日の多くの時間を座って過ごす習慣です。人類は身体の構造を変えながら、はるか昔に二足歩行を手に入れましたが、現在主流となっている「座る」ことに身体は適応できていません。座り仕事が多い人は、1時間に1回は立ち上がり、身体を解放しましょう。5分ほど歩ければベストですが、そこまでできなくても、立ち上がってその場で10歩足踏みする、立って踵を10回上げ下げする、移動の際になるべく階段を使う、休み時間に歩くなど、こまめに身体(筋肉)を動かし、座り続けることで与えられる身体への見えないダメージを跳ね返しましょう。
【告知 ~研究ボランティア募集~】
筆者が実施している研究プロジェクト「受験生の身体活動量調査」において、現在、中学3年生・高校3年生の研究ボランティアを募集しています。詳しくは、こちらホームページの「研究ボランティア募集」をご覧ください。
ご協力いただける学校・塾関係者、保護者の方、生徒・学生の方は、info@jyukensei-health.com宛にご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。

今週の学べるアニマルピラティス
第9回 【シングル・レッグ・ストレッチ(初級エクササイズ)】
エクササイズの目的
腹部の耐久力を養うエクササイズです。両脚や頭を持上げた状態を保ち足を動かしていきますので、身体の奥底の深層筋(骨盤底筋、腹横筋、腹斜筋、多裂筋)をはじめ、表にある表層筋(腹直筋など)も活躍します。それぞれの筋がタイミング良く、力を合わせることがこのエクササイズのポイントです。
エクササイズの効果についてはこちらから。
今週の検定問題
「シックスパックとは腹筋が6つに割れていることだが、それ以上の8つに割れる人もいる。○かXか。」
答えと解説は
こちら
読者の筋肉知識に挑戦!
「筋肉のこと知ってますか?」検定 2016開催準備中!
今週の筋肉パズル
この 『 筋 肉 』 なーんだ?

【ヒント】
椅子から立つ、走る、登るといった動作時の主役の筋肉です。通常の歩行では大きく作用していません。
筋肉動画図鑑で
チェック
『解剖学ジグソー:全身の筋』の購入は
こちら
『解剖学ジグソー:全身の骨』の購入は
こちら
今週のオススメコーナー
筋肉ジグソーパズル
いざ!204ピースの難解パズルに挑戦!筋肉のかたちや名称をヒントに、パズルを完成させよう。みんなでタイムアタックバトルなんてのも楽しそう。他、骨ジグソー、筋肉(英語版)もあります!
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筋肉かるた
筋肉の名前を楽しく覚えるなら、筋肉かるた!“初めて見た”なんて筋肉もあるはず。筋肉の名前はふりがな付で、小さなお子様から、マッチョな大人まで楽しめます。筋肉好きの集まりには、もってこいな一押しアイテム。
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発行・ラウンドフラット 知っ得編集部
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