今週のピックアップ
「女性の肥満が増えている」
アメリカの最新統計によるとアメリカ女性の肥満が増加傾向で、ついに肥満女性の比率が40%を越えました。それに対して男性は35%で、男性よりも女性の増加傾向が大きいようです。
アメリカの肥満問題は、今に始まったことではありませんが、10人に4人が肥満という数字は、関係者には大きな衝撃だったようです。
1980年の初頭の肥満率が6人に1人だったことを考えると、この20~30年の増加が著しいというわけです。
肥満対策としてアメリカの一部の州では、炭酸飲料やジャンクフードが課税対象になっています。ヨーロッパにも同様の動きがあり、ハンガリーには通称ポテトチップス税がありますし、イギリスでは2018年から砂糖税の施行が決まっています。日本でも厚生労働省を中心に2020年を目処に砂糖に課税する動きがあるようです。
ちなみに、女性の肥満率が高い理由ですが、出産のために皮下脂肪をためやすいという生物学的な理由以外にもさまざまな説があり、はっきりしないようです。しかし、うちのかみさんが太っている理由は、はっきりしています。朝起きぬけの煎餅と絶え間ない間食、毎夕食後のデザート、これで太らないはずはありません。肥満大敵!皆さんもご注意を。
今週の窓
毎週週替わりで、専門家が今一番伝えたいことをコラム連載するコーナー
今週の専門家は「柔道整復師」の長谷川賢宏先生
第9回 スポーツと治療 【睡眠】
沖縄の梅雨入りに始まり、関東地方も梅雨入りしました。
じめじめと暑さが入り交じり寝苦しい夜!?なんてことになっていませんか?
睡眠不足は体調の崩れに繋がります。
今回はその対策として睡眠についてお話したいと思います。
睡眠はまだ解明されていないことも多いですが、はっきりしていることは脳と身体を休めるために必要な時間で、疲労を取るのに効果的な手段のひとつであるということです。
『運動・栄養・休息(睡眠)』
スポーツライフマネージメントの3大要素です。
睡眠を上手く使いこなすことは、体調を良い状態に保ちます。
人の場合、約6時間~8時間の睡眠が必要とされており、ご承知の通り、浅い眠りの(REM睡眠)と深い眠りの(NON REM睡眠)に分かれ、それらを約90分の周期で4~5回繰り返しています(個人差があります)
NON REM睡眠はステージが1~4に分かれています。
ステージ1:布団に入ってから睡眠に入る時で、眼球運動が活発でとても目が覚めやすい状態。
ステージ2:浅睡眠。眼球運動はないが、目が覚めやすい状態。
ステージ3:簡単には目が覚めない深睡眠。
ステージ4:目が覚めにくいもっとも深い睡眠。
このステージから分かるように、普段の睡眠のリズムは、NON REM睡眠のステージ1→2→3→4、そこからREM睡眠に移ります。
寝苦しい夜はステージ1にかかる時間が増え、この周期が崩れることで、寝つきや寝起きが悪かったり、睡眠不足に陥ります。
寝る前にスマホ・・・寝つきが悪くなる典型ですね。
質の良い睡眠をとるために、睡眠をしやすい環境作りが重要になります。
その代表例として、
■ゆっくりお風呂に浸かりましょう(リラックス効果が安眠へと導いてくれます)
■睡眠時の室温は25~27度、湿度は50%程度が良いとされています。
その他、寝具(寝る環境)もとても重要ですね。
スポーツ選手は体調管理のために、遠征などにも携帯用寝具を持参します。
寝心地の良い寝具の活用、自分に合うリラックス方法で睡眠改善!!
梅雨を乗り越え、夏に備えましょう!!

今週の学べるアニマルピラティス
第10回 【オブリークス(初級エクササイズ)】
エクササイズの目的
前回ご紹介した、腹部の耐久力を養う「シングル・レッグ・ストレッチ」の続編のようなエクササイズです。脚の重みや動きに加え、トルソーの捻れに耐えられる体幹力を養いましょう。
エクササイズの効果についてはこちらから。
今週の検定問題
「筋肉や関節可動域の広さの要素である柔軟性。スポーツ選手には柔軟性はあればある程よい。○かXか。」
答えと解説は
こちら
読者の筋肉知識に挑戦!
「筋肉のこと知ってますか?」検定 2016開催準備中!
今週の筋肉パズル
この 『 筋 肉 』 なーんだ?

【ヒント】
回旋筋腱板(ローテーターカフ)をつくる筋の一つ。中でも損傷を受けやすい筋です。加齢とともに衰えると、俗に言われる「四十肩」の原因となります。
筋肉動画図鑑で
チェック
『解剖学ジグソー:全身の筋』の購入は
こちら
『解剖学ジグソー:全身の骨』の購入は
こちら
今週のオススメコーナー
骨と関節まるわかりシート
全身の主要な約150の骨と部位(表面)、靱帯名(裏面)に「ふりがな」を付けて表示しました。どこにでも持ち歩けて勉強ツールに最適です。自分用に、プレゼント用に1枚どうぞ!
|
|
筋肉トランプ
パーティーの定番ゲーム「トランプ」に筋肉をちょっと・・・いやいやガッツリトッピング!JOKERの筋次郎くんをめぐって、ババ抜きなんて最高。「筋次郎は誰にも渡さない」って、あれ?ルール変わっちゃいましたね。
|
|
見るみるわかる肩甲ナビ
「肩こり」や「肩の痛み」など、日常生活においても、なにかとトラブルを起こしやすい“肩”。肩はどのようにして動いているのか?骨や筋の構造を知り、肩の悩みや不調を改善する「肩のための1冊」
|
|
発行・ラウンドフラット 知っ得編集部
『週刊知っ得ニュース』へのご意見ご感想をお待ちしています。
Email :
info@roundflat.jp
登録情報の変更は、
こちらから。
『週刊知っ得ニュース』
バックナンバーはこちらから。
※このメールの配信停止を希望される方は、
こちらからお願いします。
「 1日も早くテニスコートに戻れるよう、戦う 」
ドーピングで2年間の出場停止処分を受けたマリア・シャラポワ。異議申し立てをするとして。
シャラポワが戦う場所はテニスコートだ。1日も早い復帰を望みたい。
Copyright(C) 2016
RoundFlat, Inc. All Right Reserved.