今週のトピック
「パラリンピック開幕の陰で起こっていること」
パラリンピックがはじまりました。
オリンピックに負けないパワフルで感動的な競技を期待しています。
パラリンピックでは、T42とか、障害の程度に応じてクラス分けされています。そのため、100メートル走の金メダルは男女合わせて10個以上にもなります。
この細かく分かれた障害レベルがかえってアンフェアな行為につながることもあり、本来の障害レベルよりもメダルの取りやすい重いレベルにエントリーすることも実際にあるようです。かつては、バスケットボールの知的障害クラスに、障害を装った健常者が入って金メダルを取ったケースもあります。
今回のリオでも、障害レベルが正しく判定されていないことに異議を申し立てたイギリスの選手が参加を辞退する騒動がおこりました。
選手個人のメダルを取りたいという気持ち以上に、関係者のメダルを持って帰らせたい、国のために持って帰るべきという気持ちが、このような不正を増長させているのかもしれません。パラリンピックもメディアに取り上げられることが多くなり、商業的になればなるほど、このような問題は更に大きくなる気がします。
今週の窓
毎週週替わりで、専門家が今一番伝えたいことをコラム連載するコーナー
今週の専門家は「整体師」の高城力也先生
第22回 ロコモ 【シニアにおすすめ!骨を強くするスポーツと、残念ながらあまり骨を強くしないスポーツ】
こんにちは、ロコモ担当のたかぎです。
先月終わりましたが、リオオリンピックでの日本選手のメダルラッシュはすごかったですね。
今回のオリンピックは、上記テーマをすでに決めていたので、高齢者でもできるスポーツかどうか?と別の視点で各競技を見ておりました。
以前に中京大学スポーツ科学部の湯浅景元教授から教わったことがあります。
特に骨を強くするスポーツの例を・・・
1)陸上競技
まさに重力と戦いながらの競い合いです。身体を速く移動させる、より遠くへ、より高く跳ぶ、より遠くへ物を投げる。特に投擲種目選手の骨量が高かったとのこと。
2)体操競技
これも重力との戦いですね。
3)レスリング、相撲、他格闘技全般
地面を踏み込む側の軸足は、筋骨共に強化され、左右の足の太さは異なるくらいになります。
逆に残念ながらあまり骨を強くしないスポーツは・・・
何だと思いますか?
リオオリンピックを回想してみてください・・・
運動するんだから骨が弱くなるなんてことあるのかな?
女子マラソン選手がハードな練習で骨量が減っている選手がおられるというニュースがあったような・・・
正解は「水泳」でした。
水泳というスポーツが骨をまったく強くしないわけではありません。
ただ、まったく運動習慣がない人と比較しても、骨量はあまり変わらなかったという結果でした。
確かに、浮力が働くから骨強化に繋がるような衝撃はありませんね。
(強いて挙げればターンのときのキックくらいか?)
もし屋外プールで泳ぐことが多ければ、日光を浴びてビタミンDの合成を促進し、骨強化に繋がりますが、実際は屋内プールで泳ぐ方が多いでしょう。
では、そもそもシニア層向けのスポーツって何だろう?
1)絶対無理!グループ・・・危ない、怪我のリスク高い部類
体操、トランポリン、格闘技系、ラグビー、サッカー、フットサル、バスケ、ハンドボール、野球、水球、ボクシング、飛び込みなどなど(80代でやっておられる方がおられたら、ぜひ取材させていただきたいです)
2)継続していたらシニアでもやれるかも?グループ・・・ややハードだが、身体が動きに慣れていればできるかも
ゴルフ、テニス、バレーボール、バドミントン、乗馬、自転車、トライアスロン、エアロビクス、社交ダンス、登山など。
3)シニアでも安全に自分のペースでできるグループ・・・速い動きができなくてもやれそう
ジョギング、ウォーキング、卓球、水泳(水中ウォーキング、アクアビクス含)、太極拳、ゲートボール、握力がいるボーリング、集中力がいるビリヤード、釣り、麻雀などもスポーツに入れておきます。
釣りでターゲットをヒラマサ、シマアジ、イシダイに設定すれば筋トレレベルになるでしょう。
では、結論 シニア向けバランスのよい理想のスポーツ習慣は・・・
1)適度な日光浴を兼ねて、屋外を走って、歩いて、骨を強くする
2)屋内プールで心臓、関節に負担をかけずに泳いで、歩いて、踊る
3)麻雀で認知症予防?
4)ゲーム性を加え、ボーリング、フィッシング、ビリヤード
という感じでしょうか?
続き:そして近未来はこうなる!を読む

今週の学べるアニマルピラティス
第22回 【ショルダー・ブリッジ(中級エクササイズ)】
エクササイズの目的
腿の耐久力を養います。また、呼吸に合わせて足を動かすコーディネーション力を鍛えます。慣れるまでは、1つの目的に集中しましょう。徐々に目的を組み合わせ、コーディネーション力を養うことにチャレンジしましょう。
エクササイズの効果についてはこちらから。
今週の検定問題
「足底の筋群は筋膜に覆われており、この部分に繰り返しのストレスが加わり起こる炎症が足底筋膜炎である。予防として「なわとび」は適している。〇かXか。」
答えと解説は
こちら
読者の筋肉知識に挑戦!
「筋肉のこと知ってますか?」検定 2016開催準備中!
今週の筋肉パズル
この 『 筋 肉 』 なーんだ?

【ヒント】
上口角を上外側方に引く筋です。笑顔はこの筋が口角を上げるのと笑筋が左右にひくことの連動で起こります
筋肉動画図鑑で
チェック
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今週のオススメコーナー
筋肉トランプ
ジョーカーは筋肉界注目のルーキー「筋次郎」が自慢の筋肉を披露!AからKまでズラリと並べば、個性豊かな筋肉ワールドが広がります。生身の筋肉はちょっと不気味ですが、トランプなら綺麗なイラストで興味わきますよ。
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筋肉ジグソーパズル
いざ!204ピースの難解パズルに挑戦!筋肉のかたちや名称をヒントに、パズルを完成させよう。みんなでタイムアタックバトルなんてのも楽しそう。他、骨ジグソー、筋肉(英語版)もあります!
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見るみるわかる肩甲ナビ
「肩こり」や「肩の痛み」など、日常生活においても、なにかとトラブルを起こしやすい“肩”。肩はどのようにして動いているのか?骨や筋の構造を知り、肩の悩みや不調を改善する「肩のための1冊」
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「 きれいな蝶々だなと思っていた 」
全米オープン準々決勝で格上のマリーを破った錦織圭。
コートに蛾が飛んできたりでいらつくマリーに対して冷静さを保ったのが勝因?
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