今週のトピック
「50歳で運動している人はどの位?」
アメリカ疾病予防管理センター(CDCP)が、アメリカの高齢者の身体活動について報告しています。それによると、50歳以上のアメリカ人の28%は、日常の身体活動以外の運動を全くしていないそうです。
50歳以上の人にかかる医療費は、年間8600億ドル以上と試算されていますが、日常的に運動をすることで、この医療費を大きく削減することが見込めます。しかも、この年代で慢性疾患を患っている5人に4人は、定期的な運動をすることで病気を予防することができるといいます。
CDCPのレポートによると、運動をしない傾向は男性よりも女性の方が高く、50歳以上の女性の30%が運動を全くしていません。年齢も運動をしなくなる要因の一つですが、50歳から64歳では、25%が運動をしていません。65歳から74歳ではさらに高く27%の人が運動ゼロだそうです。
人種では、白人よりもヒスパニックや黒人の方が運動をしない率が高く、地域では、南部アーカンソー州が運動しない州の1番、運動する人の多い州の1番はコロラド州でした。
また、運動するかしないかは教育とも関連があるようで、教育レベルが高い人ほど運動をしているそうです。
CDCPは、中高年には中程度の有酸素運動を週2時間半と1週間に2日の筋トレを提唱していますが、それだけの時間を費やしている人は日本でも少なそうです。かくいう私も山歩きやジョギングである程度の有酸素運動はしているつもりですが、筋トレはすっかりご無沙汰です。この週末は天気も悪そうですから、久しぶりに近所のトレーニングルームに行ってみましょう。
今週の窓
毎週週替わりで、専門家が今一番伝えたいことをコラム連載するコーナー
今週の専門家は「健康運動指導士」の内藤隆先生
第23回 ウェルネス 【足裏】
足裏の表面積は、体全体のわずか2%程度にすぎません。しかし、「立つ」・「歩く」・「上る」・「走る」など、基本的な動作において地面との唯一の接面であり(手すりにつかまることや杖をつくことはのぞく)、すべて動作の土台となります。
運動不足や座り過ぎの生活が続くと循環機能などと同様、足裏の機能も著しく低下します。足裏は運動時の接面としての役割だけでなく、感じ取った情報を脳に瞬時に伝え、筋出力を調整するセンサーの役割も担っています。
足裏機能の低下は、全身バランス力や筋収縮速度、下肢筋力や動作性などの低下につながります。足裏の機能を改善して、膝や股関節の関節痛軽減や筋力向上、パフォーマンス向上につなげましょう。
今回は、足裏の動きを向上させるタオルを使ったエクササイズを3つ紹介します。ぜひ、お試しください。

今週の学べるアニマルピラティス
第23回 【ロール・オーバー(中級エクササイズ)】
エクササイズの目的
腿の重さに耐えながら脊柱をコントロールし動かす力を養います。
エクササイズの効果についてはこちらから。
今週の検定問題
「デュアスロンではカーフ(ふくらはぎ)が痙攣するほど過酷なことから、選手のことを「カーフマン」と呼ぶこともある。〇かXか。」
答えと解説は
こちら
読者の筋肉知識に挑戦!
「筋肉のこと知ってますか?」検定 2016開催準備中!
今週の筋肉パズル
この 『 筋 肉 』 なーんだ?

【ヒント】
この痙攣がしゃっくりで、収縮すると下降し、胸腔の上下長を増して吸気を起こします。
筋肉動画図鑑で
チェック
『解剖学ジグソー:全身の筋』の購入は
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今週のオススメコーナー
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筋肉かるた
筋肉の名前を楽しく覚えるなら、筋肉かるた!“初めて見た”なんて筋肉もあるはず。筋肉の名前はふりがな付で、小さなお子様から、マッチョな大人まで楽しめます。筋肉好きの集まりには、もってこいな一押しアイテム。
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骨と関節まるわかりシート
全身の主要な約150の骨と部位(表面)、靱帯名(裏面)に「ふりがな」を付けて表示しました。どこにでも持ち歩けて勉強ツールに最適です。自分用に、プレゼント用に1枚どうぞ!
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「 場所中ずっとこんな天気なのかな。すかっとしないね 」
綱取りに挑む稀勢の里。
すかっとしないのは、もう2敗もした貴方の成績です!
白鵬不在の場所で優勝しないのは許さないぞ!
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