今週のトピック
「腕時計型の心拍測定は正確か?」
Apple watch や Fitbitといった腕時計型のフィットネス機器を愛用されている方も多くなってきました。私も購入したいと思っていますが、その矢先、アメリカの専門誌が腕時計型の心拍数測定の精度を発表しました。
結論は、胸にベルトを巻いて計る従来型と比べて、精度は劣るという結果。これは、測定方法が違うので仕方がないことかもしれません。胸ベルトタイプは直接測定しますが、腕時計型は光学式で、LEDで血流を図り、それを元に心拍を算出しています。
発表によると、試した腕時計型の機器4種類の中で、1番精度が高かったのはAppleWatchだったそうですが、それでも運動が激しくなるにつれ、精度は落ちていきます。
ちなみに、Appleはこの心拍数測定の技術を生体認証に利用することを検討しているようです。現在iPhoneのロック解除に指紋認証が使われていますが、心拍数にとってかわる日が近いようです。
今週の窓
毎週週替わりで、専門家が今一番伝えたいことをコラム連載するコーナー
今週の専門家は「整体師」の高城力也先生
第27回 ロコモ 【物忘れが気になる方へ・・・デュアルタスク(マルチタスク)】
皆さんこんにちは、ロコモ担当のたかぎです。
ここ数年でデュアルタスクという言葉がメディアに取り上げられるのを、しばしば見かけるようになりました。日常生活において、複数の課題(タスク)に対し、同時に行うことです。
例1・・・ボケ防止にいいのでは?と昔から言われている「料理」がそうです。
今ある食材から作れるものを考え、野菜を洗い、肉を炒め、魚を焼き、火加減を見ながら味を調え、空き時間に洗いものまで・・・さまざまなことを考えながら行動しています。
しかも、なんとなくごく普通に。
例2・・・「スポーツ、特に球技」もデュアルタスクですね。
サッカー選手はドリブルしながら、風向きを気にしたり、敵の動き、味方の位置を確認し、次の動作を自然に選択します。
それなら、私もよくやってるわ「テレビ見ながらおせんべい食べるとか・・・」
「居酒屋でビール飲みながら上司の愚痴を言うとか・・・」
それはちょっと意味が違う。
「運動しながら、頭を使う」という同時進行動作が大変脳に効果があるのです。
アメリカで「BDNF」~Brain derived neurotrophic factor・・・脳由来神経栄養因子~についての発表がありました。歩くような動作で筋肉を使うと、肝臓から成長ホルモンが分泌されます。それと同時にさらに頭を使うと「BDNF」という物質(タンパク質)が分泌されるのです。
脳神経細胞は、使えば使っただけご褒美に栄養が行き渡り、神経分布が進むということ。
年を取ると脳神経細胞は減る一方だと思い込んでいましたから、これはとてもうれしい発見ですね。
そこでロコモ対策トレーニング研究所で考え出したデュアルタスクが、「脳トレ+歩行=脳トレウォーキング」です。
ただボーっと散歩するのではなく、
1)パートナーと会話をしながら
2)しりとりをしながら
3)季節の変わり目を感じつつ川柳でも作りながら歩くのです。
(たかぎのおかんは、エアロバイクこぎながら川柳のネタを考えるようです)
うちのおばあちゃんちょっとボケ始めてるんだけど・・・足元ふらつくから外を歩かせるの危ないなぁ・・・という場合、室内でも大丈夫です。
イスに座って足踏みをしても、運動効率は散歩と大きく変わらないことがわかっています。
各自治体の運動教室でも、ステップ台を上り下りさせながら脳トレ同様のことをやっていたりします。
もうご存知でデュアルタスク運動を実施しておられる方もいらっしゃるでしょう。
ユニークなテーマ、面白いトレーニングがありましたら、ぜひメールで投稿ください。
〇〇市の健康体操講座で行っているデュアルタスクは「〇〇〇・・・」、デイケア〇〇ではこんなテーマでやっています!など紹介いたします。
今回は話が長くなるのでここまで。
次回の11月18日(金)にカンタンで効果的なデュアルタスク(脳トレウォーキング)を数多くご紹介します。

今週の学べるアニマルピラティス
第27回 【ジャック・ナイフ(中級エクササイズ)】
エクササイズの目的
バランス力を養います。胸椎の上部(肩甲骨があるエリア)でバランスをとります。身体の中で一番重たい骨(骨盤)を天井方向へ持上げていきます。身体の半分以上が床から離れ、この胸椎上部でバランスをとります。また、骨盤が床から浮き、腿が天井方向へ先導するようにあがっていきます。その時は、腹部と股関節の伸筋群がバランスを取ります。決して反動で足が上がることがないようにします。また、腕や胸の力で押し上げることも防ぎましょう。
エクササイズの効果についてはこちらから。
今週の検定問題
「エクササイズの「BIG3」と呼ばれるのは「スクワット、デッドリフト、ベンチプレス」である。〇かXか。」
答えと解説は
こちら
読者の筋肉知識に挑戦!
「筋肉のこと知ってますか?」検定 2016開催準備中!
今週の筋肉パズル
この 『 筋 肉 』 なーんだ?

【ヒント】
この筋肉が両側が働くと脊柱を伸展し、片側が働くと同側に屈曲する
筋肉動画図鑑で
チェック
『解剖学ジグソー:全身の筋』の購入は
こちら
『解剖学ジグソー:全身の骨』の購入は
こちら
今週のオススメコーナー
筋肉まるわかりシート
ラウンドフラットストア売上げナンバー1の人気商品です。「足底筋」足の裏にあると思っていませんか?「上腕二頭筋」頭が2つってどういうこと?・・・1枚くらい持ってた方がいいんじゃない?
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筋肉トランプ
ジョーカーは筋肉界注目のルーキー「筋次郎」が自慢の筋肉を披露!AからKまでズラリと並べば、個性豊かな筋肉ワールドが広がります。生身の筋肉はちょっと不気味ですが、トランプなら綺麗なイラストで興味わきますよ。
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見るみるわかる肩甲ナビ
「肩こり」や「肩の痛み」など、日常生活においても、なにかとトラブルを起こしやすい“肩”。肩はどのようにして動いているのか?骨や筋の構造を知り、肩の悩みや不調を改善する「肩のための1冊」
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「 こんなに臆病な試合をする姿を見るのは初めて。恥ずかしくなってしまった 」
サッカー界のご意見番、セルジオ越後氏。
W杯予選の大事な一戦、対オーストラリア戦を見て。
今日の試合は最初から守りに徹し、相手の実力が上であることを認めるサッカーだったとも。
大丈夫か?ハリルジャパン!
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